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【前編】栄養士に聞く!3~6歳の子どものおやつにはどのような役割があるの?

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子どもの楽しみの1つに、おやつの時間があります。おやつはおいしく、また色々な味に触れられる時間となります。しかし、なぜ子どもにおやつは必要なのでしょうか?

必要とされる一方で、おやつは「あまり多くあげてはいけない」とも聞きます。肥満や虫歯などのリスクがあることは分かっていても、実際にはどれくらいの量を与えていいのか迷いますよね。また、肥満や虫歯が気になり、おやつを子どもにあげない選択をすることも。

そこで、子どもにおやつがなぜ必要なのかをお伝えします。おやつを食べるタイミングや種類、市販のおやつの選び方も合わせて解説します。
 

この記事のもくじ

目次

子どもはなぜおやつを食べる?
 ・おやつはエネルギー補給の重要な時間!
 ・何歳から何歳まで必要?
おやつを食べるタイミングと量が知りたい!
 ・10時と15時がめやす
 ・1回のおやつ量の目安は?
3〜6歳の子どもにはどんなおやつを選べばいい?
 ・どんなおやつを食べさせればいい?
 ・手作りは大変…市販でもいい?
市販のおやつの選び方を知りたい!
 ・おやつ選びのポイント
 ・個包装のものを選ぶ
 ・栄養がプラスされているものを選ぶ

子どもはなぜおやつを食べる?

子どもはなぜおやつを食べるのでしょうか。子どもと大人の体のつくりの違いから、おやつの意味を探っていきましょう。

おやつはエネルギー補給の重要な時間!

子どものおやつは、エネルギー補給の大切な時間となります。子どもは、まだまだ胃が成長途中。腸など他の消化器官も発達途中のため、1度に多くの量のご飯は食べられません。

しかし3~6歳にもなると、赤ちゃんの頃よりも活発に外で遊んだり動き回ったりしてエネルギーを消費します。

そのため、朝昼夕と3度の食事だけでは必要なエネルギー量を満たすことができないのです。
また、子どもによっては小食だったり、食べムラがあったりも。そこで、1日3回の食事におやつを1~2回足して、エネルギー量を満たしてあげる必要があります。おやつの時間は、子どもにとっては栄養補給の欠かせない時間となるのです。

さらに、おやつの時間は体や心を休めて精神的にリラックスするなど、動きを一旦止めて、椅子に座ることで体の休養を取るじかんにもできます。おやつを食べながら家族とコミュニケーションをとることで、精神的にも安心感を与えてくれるのです。子どもと一緒におやつが楽しめる時間が取れると良いですね。
 



何歳から何歳まで必要?


エネルギー補給としてのおやつは、離乳食の完了期である1歳ごろから10歳ごろまで必要です。

一般的に、1歳の胃の大きさは約200~250cc、3歳で400~500ccまで大きくなり、4~6歳では500~650ccとなります。大人の胃の大きさは1200~1600ccといわれているので、4~6歳で約半分くらいの大きさですね。胃が小さい間は、まだまだ栄養補給としてのおやつは必要です。

成長して10歳ごろになると、胃は大人と同じ大きさまで成長します。加えて、幼児の時にはあったムラ食いは少なくなります。そのため10歳以降には、エネルギー補給としてのおやつは不要に。ここから、おやつは気分転換や友人とのコミュニケーションツール、そしてお楽しみの1つになっていくのです。
 


おやつを食べるタイミングと量が知りたい!

では、おやつはどのタイミングで食べると良いのでしょうか。
3歳になると幼稚園に入園する子もいたりと、家での食事だけではなくなりますよね。その場合のおやつのタイミングもご紹介しましょう。また、どのくらいの量を子どもに与えればよいのか、目安もお伝えします。

10時と15時が目安


子どものおやつの時間は、食事との間隔が2~3時間あくようにするのが理想的です。1~2歳までの理想は昼食の2時間前と夕食の3時間前の2回。時間にすると、10時頃と15時頃になるでしょうか。

3~6歳になると、1~2歳の頃よりも胃の容量が大きくなるために夕食前の2~3時間に1回で良くなります。そのため、自宅にいる場合は15時頃に食べると良いでしょう。幼稚園に通っている子どもは、動いてお腹が空く帰宅後がおやつタイムにいいですね。

保育園に通っている子どもは、3~6歳でも午前と午後の2回、おやつが出ることもあるかと思います。ですから、保育園に通う3~6歳の子どもの休日のおやつは、保育園に合わせて10時頃と15時頃の2回に分けても良いですよ。

それぞれのご家庭によって食事時間は変わると思います。どの時間でも、食事との間隔が2~3時間ほどあくタイミングで、おやつの時間にできると良いですね。
 


1回のおやつの目安は?


  • 日本人の食事摂取基準(2020年版)より

 
小児(3~5歳)の推定エネルギー必要量



男児 女児
身体活動レベル I    II    III    I    II    III   
エネルギー(kcal/日) - 1,300 - - 1,250 -

 
 
小児(6~7歳)の推定エネルギー必要量



男児 女児
身体活動レベル I    II    III    I    II    III   
エネルギー(kcal/日) 1,350 1,550 1,750 1,250 1,450 1,650

 
 
1日に必要なエネルギー量は3~5歳の男の子であれば1300kcal、女の子であれば1250kcalとなります。そして、子どもが1日におやつからとるエネルギー量は、1日の摂取エネルギーの10~20%が目安です。つまり、3~5歳だと約125~約260kcalがおやつの目安となります。

6~7歳になると、身体活動レベルでエネルギー必要量は変わってきます。
身体活動レベルは、低い、ふつう、高いの3つのレベルとして、それぞれ、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで示されます。

日本人の食事摂取量(2020年版)では、「レベルⅠは自宅にいてほとんど外出しないレベル、レベルⅡは自立している者」と記載されています。そのため大半の子どもはⅡのふつうとなります。

身体活動レベルがⅡの場合、1日に必要なエネルギー量は男の子が1550kcal、女の子は1450kcalとなります。おやつの目安量は1日の摂取エネルギーの10~20%なので、約145~310kcalとなります。では、おやつはどれくらいの量をあげればよいでしょうか。
 

おやつの目安

おにぎり:子どもが一口で食べられる大きさの30gで約55kcalになります。
果物:バナナなら1/2本で約50kcal、みかん中1個(100g)で約30kcalです。
乳製品:プレーンヨーグルトは100gで約50kcal、牛乳コップ1杯(100ml)で約70kcal、キャンディチーズは3つで約50kcalです。

乳製品ばかりや果物ばかりにかたよらないように、食事とおやつのバランスを見ながら組み合わせていきましょう。


 
 
後編はこちら!→


【後編】栄養士に聞く!3~6歳の子どものおやつにはどのような役割があるの?

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